『うつ病』で障害基礎年金2級(年額 約100万円/遡及額 約500万円)を受給できた事例
病名 | うつ病 |
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決定内容 | 障害基礎年金2級 |
年金額 | 年額 約100万円(遡及額 約500万円) |
弊所における障害年金請求で一番多い傷病名が「うつ病」となります。障害年金を受給できると精神的な余裕が生まれ、治療の面でも良い方向へ作用するものと考えます。積極的な年金請求をご検討下さい。
ご状況
15年ほど前から精神疾患を発病し、その後現在に至るまで20ヶ所近くの病院にて外来や入院治療を受けてこられたとのことです。長く治療を行ってきても一向に症状は改善せず、働けずに家族にも迷惑を掛けていることに悩んでおられ、障害年金請求を思い立ったとのことでした。しかし問題は、初診日がだいぶ古いことに加えていくつもの病院を転々としており、障害年金請求を行うにも複雑すぎて書類の作成ができないとのことでお問い合わせを頂きました。
現在も通院して治療を続けているものの、急に病状が悪化してODをしてしまうなど状態は重く、家族が協力的に介助を行ってくれていることで何とか生活を保てている状況とのことでした。
サポート内容
ホームページをご覧下さり、LINE相談を頂きました。
今回問題となったのは、まず初診日がいつなのか、またこれまでに受診された病院名もハッキリとは分からない点でした。ご相談者様は重い病状により、これまでに受診した病院名やそれぞれの受診期間が曖昧で分からない部分が多くあり、それにより手続きが一向に進められない状況にありました。手続きは難航するものと思われましたが、現在受診している病院さんのソーシャルワーカーさんが非常に協力的に動いて下さり、初診病院の確定やそれぞれの病院の受診期間を過去のカルテなどから調べ出して下さり、受診状況等証明書の作成や病歴・就労状況等申立書の作成に関して大きく前進することができました。また、幸いなことにかなり古い認定日時点の診断書も作成頂ける流れとなり、遡及請求まで行えるなど状況は良い方向へ一変しました。ソーシャルワーカーさんのご協力がなければ年金請求手続きは一向に前進できなかったものと思われ、協力者の存在が非常に大きく作用した案件でした。
年金請求手続きとしては、受診病院が多いため診断書以外に受診歴の一覧を病院さんに作成頂いたり、病歴・就労状況等申立書も7ページに渡って詳細なご状況を説明するなどして審査に望みました。
初診日が古く、初診証明ができないことで悩んでいたり、病院の受診歴が多く書類の作成に悩んでいたりしても、諦めずに進めていけば必ず道は開けてくることでしょう。今回は遡及請求も認められたことでご請求者様も大変お喜びになられて感謝のお言葉を数多く頂きました。ご相談者様自身では諦められていた年金請求手続きをご支援でき、良い結果につながったことは弊所にとっても大変喜ばしいことでした。
結果
無事に障害基礎年金2級が支給決定となり、5年間の遡及請求が認められて約500万円の一時金も受け取られました。