『うつ病』で障害基礎年金2級(年額 約131万円/遡及額 約680万円)を受給できた事例
病名 | うつ病 |
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決定内容 | 障害基礎年金2級 |
年金額 | 年額 約131万円(遡及額 約680万円) |
弊所における障害年金請求で一番多い傷病名が「うつ病」となります。障害年金を受給できると精神的な余裕が生まれ、治療の面でも良い方向へ作用するものと考えます。積極的な年金請求をご検討下さい。
ご状況
見知らぬ土地に家族で一軒家を購入し、引っ越しをしたことで周囲の環境が一変。育児の悩みやご近所さんとの人間関係、両親とも離れ相談もできない孤独感から精神的に落ち込まれていったとのことです。不眠や意欲低下が激しく外出をしなくなり、子供たちの世話や金銭管理もできなくなられました。病院を受診したところ「うつ病」との診断で治療開始。通院を続けるも「消えてしまいたい」と家族にこぼすなど希死念慮があり、その後も病状は一向に改善せず、同居家族以外との交流は全く絶たれた閉居生活を送られていました。
現在でも処方薬は増量傾向で、その内容も重いものになってきており、配偶者様を中心に同居家族が生活の世話全般を行っているご状況でした。
サポート内容
ホームページをご覧下さった配偶者様より、LINE相談を頂きました。
ご病状を確認させて頂いたところ、障害年金に該当する程度のご状態だったため、請求要件を満たされるか否かが焦点となりました。幸いなことに、発症以前から配偶者さんの社会保険扶養家族となっておられたため、国民年金の第3号被保険者に該当し、納付要件は何ら問題なく満たしておられました。また、発症以後に受診された医療機関も1つの病院のみだったので、初診日の証明書類(受診状況等証明書)の取得は不要で、障害認定日頃と現在の診断書も作成頂けるご状況でした。そのため、すぐ遡及請求の手続きに着手し、年金請求を行いました。
今回のご依頼のように、年金請求者様のご病状が重く、ご自身での年金請求手続きが難しい場合は、配偶者様やご両親様が代理人としてご相談頂くケースが多くございます。また、お子さんまたは親御さんに障害があるため、親御さんまたはお子さんからご相談頂くケースも多々ございます。年金請求をしたいけど体調のこともあってなかなか自分では動き出せない方などは、ご家族の方にご相談して代理人になってもらうなど、別のアプローチ方法をお考え頂き、少しでも早く手続きを進めていかれることをお勧め致します。
結果
無事に障害基礎年金2級が支給決定となり、5年間の遡及請求が認められて約680万円の一時金も受け取られました。