『自閉スペクトラム症』で障害基礎年金2級（年額 約78万円/遡及額 約300万円）を受給できた事例

ご状況

海外にて出生。幼少期等は他の健常者の子たちと変わりなく、至って普通の子だったようです。しかし、小学校入学当時からコミュニケーションを苦手として、学校でもいじめに遭うようになっていたとのことです。18歳頃に海外にある総合病院を初めて受診。ここでアスペルガー症候群ではないかとの診断がなされました。その後も2ヶ月ごとに通院するも症状は改善せず、自室に閉じこもる日々が続いたとのことです。その後は日本でも受診し、脳波や頭部MRIを受けるも大きな異常は見つからず、数回の検査結果を元に自閉スペクトラム症ではないかとの最終判断となり、その後も治療を続けられているとのことです。

現在も社会との交流が上手くできず、睡眠障害もあるため自室に閉じこもる日々が続いており、他者との意思疎通は難しく生活に苦労されてみえるとのご状況でした。

サポート内容

ホームページのお問い合わせより、お父様からご相談を頂きました。

状況をお聞きするに、障害認定日（二十歳時点）と現在の状態は変わっておらず、共に重たい状態が続いておられるとのことでした。そのため、認定日請求（遡及請求）を考え、4年前と現在の診断書（2枚）にて障害年金請求を行う流れとなりました。問題となるのは、4年前の受診が海外の病院であることでした。

お父様は日本と海外を行き来されておられたので、日本へいらっしゃった際に診断書作成のポイントなどをご説明、その後は早速海外へ行かれて医師へ診断書作成をご依頼下さりました。出来上がった診断書を拝見致しましたが、当然ですが全て英語表記での内容でしたので、弊所の方で日本語訳の診断書も改めて作成し、現在の診断書と共に障害年金請求を行いました。

結果

無事に障害基礎年金2級が支給決定となり、約4年間の遡及請求が認められて約300万円の一時金も受け取られました。