『癌』で障害厚生年金3級(年額 約58万円/遡及額 約150万円)を受給できた事例
病名 | 脳腫瘍 |
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決定内容 | 障害厚生年金3級 |
年金額 | 年額 約58万円(遡及額 約150万円) |
がんも障害年金の対象傷病となります。がん自体によるものであったり、薬による副作用によるものであったり、日常生活に支障が出ていれば障害年金の請求を必ず行いましょう。
ご状況
職場の健康診断にて「右側下肺野に結節状陰影」とのことだったが、一緒に受診した同僚も同結果にて再検査を行ったところ何もなかったとのことで、安心してしまい再検査を先延ばしにしていたとのことです。しかし、次第に集中力が欠けるようになり、簡単な暗算が出来ない、暗証番号を思い出せない、文字を斜めに書くなどの諸症状が出てきたらしいです。異常を感じて精密検査を行ったところ脳腫瘍が発見され、すぐに大病院へ転医。その後、脳腫瘍摘出手術を受けるもリンパ腺への転移があり、「ステージ4であるため手術もできない、これからは抗がん剤を一生服用するようになります」と医師から話があったそうです。以降、入院治療などを継続しており経過観察となっているとのことでした。
現在は気分転換も兼ねて、知人の職場にて短時間のアルバイトをしておられるとのことですが、少しのことで息切れをし、握力も弱くなり作業が大変であったり、倦怠感も常にあるとのご状況でした。
サポート内容
ホームページを見られて、お電話にてご相談を頂きました。
がんに罹患されているとのことで、精神的にも落ち込んでいらっしゃるご様子でした。ご体調も優れず、大変な毎日を過ごしておられるとのことですので、何とかして年金受給につなげられたらと考えました。
ひとつ気になったのは、就労されている点でした。障害年金は状態であったり就労の有無などで審査されることとなりますが、やはり就労されてみえると病状が軽く見られてしまう懸念がございます。そのため、勤務先での援助内容などを勤務先に申立書として証明頂き、ご自身にも日常生活で苦労されてみえる状況などを資料として頂きました。
約3年ほど同じ病状が続いている様でしたので、遡及請求としての手続きを致しました。
結果
無事に障害厚生年金3級が支給決定となり、3年間の遡及請求も認められて約150万円の一時金も受け取られました。