『高次脳機能障害』で障害基礎年金2級(年額 約78万円/遡及額 約194万円)を受給できた事例
病名 | 高次脳機能障害 |
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決定内容 | 障害基礎年金 2 級 |
年金額 | 年額 約78万円(遡及額 約194万円) |
高次脳機能障害では主に、注意力が保てない、記憶を脳に留めておけない、感情をコントロールできないといった症状がございます。概して「記憶力の低下」がひとつの評価ポイントとなってまいります。
ご状況
幼少期に道路を歩行中、走行中の車と接触する事故に遭われた模様。そのことが原因で、脳に障害を負うこととなられました。次の言葉が出てこずどもる、話す内容の幼稚さ、忘れてしまったことをごまかす、自分の意思にそぐわないことは怒るなど、体の成長に伴わない精神的な遅れを両親も感じておられました。
成人した現在は障害者雇用で働いているものの、精神的には小学生レベルにあり、簡単な計算ができなかったり、社会的な手続きも一人ではできない状況にあり、常に両親が生活のサポートを行っているとのことでした。
サポート内容
ホームページのお問い合わせより、ご両親様よりご相談を頂きました。
実は交通事故により肢体にも障害が残ってしまっており、今回は精神の診断書と肢体の診断書の2枚で請求を上げることとなりました。交通事故が原因のため、第三者行為の書類を作成したり、当時の資料を集めることに難航しましたが、無事に年金請求を行うことができました。
結果
無事に障害基礎年金2級が支給決定となり、約2年半の遡及請求が認められて約190万円の一時金も受け取られました。