『うつ病』で障害厚生年金3級(年額 約58万円/遡及額 約290万円)を受給できた事例
病名 | うつ病 |
---|---|
決定内容 | 障害厚生年金3級 |
年金額 | 年額 約58万円(遡及額 約290万円) |
弊所における障害年金請求で一番多い傷病名が「うつ病」となります。障害年金を受給できると精神的な余裕が生まれ、治療の面でも良い方向へ作用するものと考えます。積極的な年金請求をご検討下さい。
ご状況
お父様の他界をきっかけに家族関係が悪化、次第に精神的不安定な状態となられました。母からの虐待も始まり、執拗な嫌がらせによりリストカットに及ぶ日もあったそうです。知人の勧めで精神科を受診、以後通院してカウンセリングと薬の服用を開始されました。その後は、仕事に就くことと家に引きこもることを繰り返す生活となりました。そして、生活に困り市の社会福祉協議会へ相談されたことで、以降は就労継続支援A型事業所にてなんとか就労しながら治療を継続されているとのことでした。
現在は同居する交際相手がいることで精神的な支えがあり、大きく落ち込むことはないとのことですが、常に怯えた状態にあり、過去のことをフラッシュバックすると恐怖心から急に涙を流すなど不安定な精神状態が続いているご状況でした。
サポート内容
社会福祉協議会の方からご紹介を頂きました。
ご面談の際、病歴・就労状況等申立書の作成にあたり過去のことをお聞きすると急に涙を流して震え出すなど、ご本人様の精神的不安定な状態を目の当たりにしました。ご心境をお察しし、年金支給が認められるよう最後まで尽力しようと当方も心に誓いました。請求手続きにあたり問題となったのが、初診日が古いといったことでした。その初診の病院は退院から5年以上経過しておりましたので、カルテがないと言われても致し方ない状況でしたが、なんとカルテが残っているとのことで遡及請求も視野に入れて請求手続きを行えることとなりました。
初診日が古くてもあきらめずに手続きを進めていくことが大切だと改めて感じた事例です。また、認定日請求も出来ましたので、ご相談者様にとって良い結果につながりお喜び頂けました。
結果
無事に障害厚生年金3級が支給決定となり、5年間の遡及請求が認められて約290万円の一時金も受け取られました。