『双極性障害』で障害厚生年金2級(年額 約153万円)を受給できた事例
病名 | 双極性障害 |
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決定内容 | 障害厚生年金2級 |
年金額 | 年額 約153万円 |
双極性障害では躁とうつの周期を繰り返しますが、障害年金制度では躁の症状については思ったほど評価されません。そのため、うつの状態がどの程度なのかといったポイントに重きを置き、請求手続きを進めていきましょう。
ご状況
仕事上でのストレスにより、不眠・倦怠感・胃腸不良などの症状が現れたとのことです。徐々に悪化され、精神科受診。その後も通院して治療を受けていたものの仕事を続けることが難しくなり退職。その後も体調により仕事をしていたり、していなかったりといった期間を何度か繰り返されました。
現在は無職で自宅に引きこもる状態が続いており、体調が悪いときには1日中布団で過ごすこともあるとのことです。不眠・倦怠感・希死念慮もある重い精神状態で働けず、障害年金による収入に頼らざるを得ないご状況でした。
サポート内容
ホームページのお問い合わせより、ご相談を頂きました。
発病から15年余り経過しており、状態は重いものとお察し致しました。現在では希死念慮もあられるとのことで、診断書にもその旨医師よりご記載頂くようお伝えしました。精神疾患のように検査数値等で計れない症状は、医師による診断内容が審査に大きく影響します。診察時だけでは分からない、ご家庭での状態や苦労されていること、ご家族から受けている支援の状況などはこちらから医師へ伝えていくことが診断書作成および治療の面でも大切かと考えます。必要に応じてご家族の方から主治医に代理でご説明頂くなど、周りの方によるサポートも必要かと考えます。
今回は配偶者の方にも病院へご同伴頂き、第三者から見た視点でも医師へご説明頂き診断書をご作成頂きました。
結果
無事に障害厚生年金2級が支給決定となりました。