『気分障害』で障害厚生年金2級(年額 約180万円)を受給できた事例
病名 | 気分障害 |
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決定内容 | 障害厚生年金2級 |
年金額 | 年額 約180万円 |
気分(感情)障害と呼ばれるものには、うつ病や双極性障害などが該当します。障害年金の対象傷病となりますので、請求手続きを前向きにご検討下さい。
ご状況
仕事上のミスが重なり、同僚から叱責されることが多くなっておられました。そのため萎縮してしまい、さらにミスを繰り返すといった悪循環に陥っていたそうです。不安・不眠症状が続いており内科を受診したところ、不眠症とのことで薬が処方されましたがその後も改善せず。今度は精神科を受診すると明確な診断はなかったものの、気分安定剤・抗うつ薬・睡眠薬等が処方されるようになり、その後も通院を続けられました。会社側に自分の病状のことを伝えてあり、軽作業へ配置転換となって精神的な負担は軽減されていたものの、新たな職場での人間関係に悩まれました。会社から60歳以降の継続雇用の話がありましたが、とても仕事を続けられる精神状態になく、60歳を迎えた年度末で仕事は定年退職されました。
現在は仕事をしていませんが未だに不眠に悩んでおられ、同居して世話をしてくれていた母が亡くなったことでも生活が乱れてしまっており、衛生状態も悪化しているご状況でした。
サポート内容
ホームページのお問い合わせより、ご相談を頂きました。
10年来同様な症状を抱えておられ、状態も重いものと察知致しました。現在では生活の面倒をみてくれていたお母様が他界されたとのことで、身寄りもおらずに一人暮らしをされていらっしゃいました。やる気が起きず部屋の片付けをしなかったりお風呂にもあまり入っていないとのことで、部屋の中はまるでゴミ屋敷となってしまっており、身なりも乱れてしまっている状態にございました。
精神疾患における障害年金請求では、「一人暮らし」は生活が出来ているものとして軽い評価となってしまいますが、今回は身寄りもおらず致し方ない点を年金請求時には説明しました。また、家の中がひどく荒れてしまっているため、部屋の中の写真を数枚撮って頂き、その写真も参考資料として添付致しました。診断書だけでは分からない状態や生活環境を他の方法で説明していく、その視点が手続き上重要であると考えます。
結果
無事に障害厚生年金2級が支給決定となりました。